SUPER GT 2023 最終戦の見どころ

2023-10-21

SUPER GT 最終戦は、11月5日決勝でモビリティリゾートモテギで開催されます。今回は最終戦に向けての見どころと来期に関する情報をお伝えします。

88 JLOC ランボルギーニ GT3 新型（ルーフにインレットダクトがあります）

チャンピオン争い
1. GT500
2. GT300
来期の情報・予想
まとめ
1. 関連

チャンピオン争い

GT500

ランキング1位　36 auスープラ

ランキング
1位　36 auスープラ（宮田・坪井）　69 P
2位　3 ニテラZ （高星・千代）　62 P
3位　16 ARTA NSX （福住・大津）　53 P
ポイントは、1位から20-15-11-8-6-5-4-3-2-1 かつ PP で1となります。
サクセスウェイトは0になります。

36 と 3 は状況としてはほぼ互角です。この2台はコンスタントにポイントを獲得しているのでレースマネジメントもミスがないです。16はシリーズ後半になって速さを発揮しています。ポイント的には厳しいですが36と3が後方に沈むとチャンスがあります。
モテギは、ストップ＆ゴーのサーキットでコース幅もあまり広くありません。NSXはタイヤカスを拾うピックアップの影響を受けやすいようです。さらに、3　23　のミシュランタイヤを履くZもピックアップの問題が出ているようです。ピックアップの問題とはタイヤカスを拾うことで、振動がおきたり、グリップが低下してペースが落ちてしまう問題です。レースでは、GT300をパスしなくてはならないのでレコードラインを外すとタイヤカスを拾いやすくなります。
さらにここまで全く上位で走れていなかったマシンが速さを発揮することがあります。そうなるとランキングトップのマシンが有利になります。

GT300

ランキング　1位　52 埼玉トヨペットスープラ

ランキング
1位　52 埼玉トヨペットスープラ（吉田・川合）70P
2位　2 ムータGR86 （堤・平良）50P
ポイントは、1位から20-15-11-8-6-5-4-3-2-1 かつ PP で1となります。
サクセスウェイトは0になります。

2 がPPを獲れないと 52 がチャンピオンとなります。2 はPPから優勝し、52がノーポイントの場合チャンピオンとなります。GT300ではあり得ることです。

来期の情報・予想

2024年は、全8戦が予定されています。レース距離は公表されていません。

○2024年SUPER GTカレンダー（変更箇所下線部・JAF承認/FIA変更申請中）

ラウンド	日程	開催サーキット	開催地
第1戦	4月13日・14日	岡山国際サーキット	岡山県
第2戦	5月 3日・ 4日	富士スピードウェイ	静岡県
第3戦	6月 1日・ 2日	鈴鹿サーキット	三重県
第4戦	8月 3日・ 4日	富士スピードウェイ	静岡県
第5戦	8月31日・ 9月1日	鈴鹿サーキット	三重県
第6戦	9月21日・22日	スポーツランドSUGO	宮城県
第7戦	10月19日・20日	オートポリス	大分県
第8戦	11月 2日・ 3日	モビリティリゾートもてぎ	栃木県

引用　 SUPER GT 公式ホームページ　

宮田選手が来期はSUPER GT参戦しないことが発表されました。WECに注力し、SF（スーパーフォーミュラ）は参戦します。

ここからは予想です。エンターテイメントとしてお楽しみください。

36 auスープラには　14 エネオスから山下健太選手が移籍する情報があります。14 は他メーカーの選手と交渉しているようです。また、38 ZENT 立川祐路選手が引退します。こちらも誰が入るのか注目です。

14 エネオススープラの候補
ー24 リアライズZから佐々木選手(ニッサン)。経験もアリ、PPを獲る速さもある。
ー56 リアライズGTR から名取選手(ニッサン)。角田選手の同世代でライバル。速さはある。
ー佐藤蓮選手(ホンダ)。速さはあるが、今年はGTに参戦していない。

38 ZENTスープラの候補
ー19　ウェッズスープラから坂口晴南選手。
ー244 ハチイチスープラから三宅淳詞選手。第4戦でマシン火災により後半は参加していない。今年はFNに参戦していない。

20代の選手はSF(スーパーフォーミュラ)の参戦を希望するので、こちらのカラミもあります。SFのトヨタエンジン車でシートが開きそうなのは、KCMGの小林可夢偉選手が引退のをほのめかしています。同チームの国本雄資選手やインパルの関口雄飛選手。ルーキーレーシングの大嶋和也選手が30代なかばなのでシートを降りる可能性があります。また、SFは持参金を払って参加している選手もいます。リアム・ローソン選手の参加で海外からの打診もあるようなのでシート獲得は簡単ではありません。

他にも他メーカーへの移籍、メーカー内での移籍などあるかもしれませんが、シーズン終了後フォローしていきます。